【2026年11月から】中部電力ミライズの電気料金値上げを徹底解説!スマートライフプランの値上げについても解説

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中部電力ミライズ 値上げ

中部電力ミライズは、2026年11月1日から電気料金を値上げしました。

原因は、電線や電柱など送配電網の利用料である託送料金の引き上げです。基本料金を中心に単価が上がり、従量電灯B(30A・月260kWh)では月約395円、年間で約4,700円の負担増になります。

11月使用分からは国の補助もなくなるから、12月に届く請求で値上がりを実感する人が多そうだね。

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デンキチ

知っておきたいのは、今回の値上げが時期が過ぎても元に戻らない値上げだという点です。

電気代の値上がりには2つのタイプがある

  • 補助の終了・燃料高による値上がり
    補助の再開や燃料価格の下落で、元の水準に戻ることがある
  • 託送料金の引き上げによる値上げ(今回)
    物価や人件費の上昇で送配電網の維持費そのものが増えたため、元に戻りにくい

そのため、今後もこの料金水準が続く前提で家計を考えておく必要があります。

一方で、託送料金は中部エリアならどの電力会社でも同額のため、他社に乗り換えても今回の値上げ分は避けられません。慌てて別の会社を探すより、まずは中部電力ミライズのまま、契約内容が今の暮らしに合っているかを見直すのが現実的な対策です。

本記事では、2027年4月のスマートライフプランなど時間帯別料金の見直しもあわせて、見直し前・後の単価と家庭ごとの影響額、具体的な見直し方を解説します。

この記事の結論

中部電力ミライズは2026年11月1日に値上げ。2027年4月には時間帯別料金も見直されます

✓原因は託送料金の引き上げ。従量電灯B(30A・月260kWh)で月約395円、年約4,700円の負担増
✓補助の終了や燃料高と違い、時期が過ぎても戻らない値上げ。託送料金はどの電力会社でも同額で、乗り換えても避けられない
✓スマートライフプランは基本料金が月1,267.80円上がり、2027年4月からは夜間単価も16.58円→19.46円に
✓対策は、中部電力ミライズのままプランと使い方を見直して負担を抑えること

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長井 勇樹のアバター 長井 勇樹 小売電気アドバイザー

個人・法人向けに電力プランのコンサルティングを行う傍ら、電力小売りに関する複数のWEBメディアの記事監修を行う。各種プランに精通しており、シミュレーションシステムの構築・料金比較サイトの運営にも携わる。電力比較の専門家として各種メディアの取材歴多数。 直近取材協力⇒「電気代節約の専門家インタビュー」

目次

中部電力ミライズは2026年11月1日に電気料金を値上げした

中部電力ミライズ公式サイト

中部電力ミライズは、2026年11月1日から低圧・高圧・特別高圧すべての料金メニューで単価を見直しました。

2024年4月以来、約2年半ぶりの本体料金の改定です。11月1日以降に使った電気から新単価が適用されるため、12月以降に届く請求で値上がりを実感する方が多いでしょう。

値上げの理由は送配電網の維持費の上昇による託送料金の引き上げ

電気料金には、発電所でつくった電気を家庭まで届けるための託送料金が含まれています。

託送料金は電線・電柱・変電所といった送配電網の利用料で、いわば電気が通る「道路の通行料」のようなものです。中部エリアでは送配電網を管理する中部電力パワーグリッドが国のルールにもとづいて金額を決め、中部電力ミライズを含むすべての電力会社が同じ金額を支払っています。

託送料金が上がった仕組み

  1. 2023年4月から、送配電会社は5年分の事業計画を国に提出し、認められた収入の範囲で託送料金を決める仕組みになった(レベニューキャップ制度)
  2. 計画をつくった当時の想定よりも物価・人件費・金利が大きく上がり、設備の維持や工事の費用がまかなえなくなった
  3. そこで5年の途中で計画を見直し(期中調整)、2026年11月1日に全国の託送料金が引き上げられた

つまり、送配電網を維持するコストそのものが上がったことによる値上げです。燃料価格のように相場が下がれば戻るものではないため、今の料金水準がしばらく続くと考えておきましょう。

中部電力パワーグリッドの託送料金は、家庭向けの低圧で1kWhあたり平均1.63円、率にして約18%上がっています。

中部電力パワーグリッドの平均託送料金(1kWhあたり)

電圧区分 見直し前 見直し後(2026年11月1日〜) 差引
低圧(家庭など) 9.13円 10.76円 +1.63円
高圧 3.49円 3.93円 +0.44円
特別高圧 1.76円 1.82円 +0.06円

設備の維持費は電気の使用量に関係なくかかる費用のため、中部電力ミライズの料金も、電力量料金単価より基本料金が大きく上がっています。

主要プランの見直し前・後の単価比較

家庭で契約が多い従量電灯B・ポイントプラン・おとくプラン・スマートライフプランの単価は以下のとおりです。タブを切り替えてご確認ください。

従量電灯Bの見直し前・後の単価(税込)

従量電灯B 区分 2026年10月31日まで 2026年11月1日から 単価差
基本料金 10A 321.14円 447.92円 +126.78円
15A 481.71円 671.88円 +190.17円
20A 642.28円 895.84円 +253.56円
30A 963.42円 1,343.76円 +380.34円
40A 1,284.56円 1,791.68円 +507.12円
50A 1,605.70円 2,239.60円 +633.90円
60A 1,926.84円 2,687.52円 +760.68円
電力量料金単価 最初の120kWhまで 21.20円 21.25円 +0.05円
120kWhをこえ300kWhまで 25.67円 25.73円 +0.06円
300kWhをこえる 28.62円 28.68円 +0.06円

どのプランも基本料金は約39%の大幅アップ、電力量料金単価は0.05〜0.06円の小幅アップです。

特にスマートライフプランは、10kVAまでの基本料金が月1,267.80円も上がっています。オール電化住宅は使用量に関係なく負担が大きく増える点に注意が必要です。

値上げ後の電気料金は?料金シミュレーションで値上げ前と比較

見直し前・後の単価をもとに、契約アンペアと使用量ごとの月額(基本料金+電力量料金)を試算しました。

従量電灯Bの値上げ額の目安(2026年11月改定)

契約・使用量 見直し前 見直し後 月額の差 年間の差
20A・150kWh 3,956円 4,218円 +261円 +約3,100円
30A・260kWh 7,101円 7,496円 +395円 +約4,700円
40A・330kWh 9,308円 9,833円 +526円 +約6,300円
50A・400kWh 11,632円 12,289円 +657円 +約7,900円
60A・500kWh 14,815円 15,605円 +789円 +約9,500円

※基本料金と電力量料金の合計。燃料費調整額・再エネ賦課金・各種割引は含みません。ポイントプラン・おとくプランも単価は同じため、値上げ額は同額です。

一般的な家庭(30A・260kWh)で月約395円、年間で約4,700円の負担増です。

スマートライフプラン(10kVA・月600kWh)の場合は月約1,304円、年間で約15,600円の負担増と、さらに影響が大きくなります。

中部電力ミライズの電気代が高くなっているその他の原因

託送料金の引き上げ以外にも、電気代を押し上げている要因が3つあります。

  • 燃料費調整額の変動
  • 国の電気料金補助の終了(2026年10月使用分〜)
  • 再エネ賦課金の上昇

いずれも中部電力ミライズに限らず、すべての電力会社の電気代に影響します。

燃料費調整額の変動

日本の電力の多くは火力発電でつくられています。燃料となる石炭・原油・液化天然ガス(LNG)は輸入に頼っており、価格は世界情勢や為替で常に変動します。

燃料価格の変動を毎月の電気代に反映させる仕組みが燃料費調整額です。

2026年2月末以降は中東情勢が緊迫化しており、原油・LNG価格の上昇が数か月遅れで燃料費調整額に反映され、電気代を押し上げる可能性があります。円安が進んだ場合も同様です。

なお、従量電灯Bには燃料費調整額の上限がありますが、ポイントプラン・おとくプランなどの自由料金プランは2022年12月に上限が撤廃されています。

国の電気料金補助の終了(2026年10月使用分〜)

国は電気・ガス料金の補助を、冷暖房で使用量が増える時期に区切って実施しています。

2026年の電気料金補助(低圧・1kWhあたり)

使用月 値引き単価
2026年1月・2月 4.5円
2026年3月 1.5円
2026年4月〜6月 補助なし
2026年7月・9月 3.5円
2026年8月 4.5円
2026年10月以降 補助なし

夏の補助は9月使用分で終了しており、11月使用分は「補助なし」と「託送料金の値上げ」が重なります。12月に届く請求は、夏場と比べてかなり高く感じるでしょう。

2027年1月〜3月使用分の補助については、2026年10月下旬時点で政府が実施の方向で調整していると報じられていますが、正式な決定はまだです。

再エネ賦課金の上昇

再エネ賦課金は、再生可能エネルギーの買取費用を電気の利用者全員で負担する仕組みで、単価は全国一律です。

2026年5月分からは1kWhあたり4.18円に上がっており、月260kWh使う家庭では約1,087円を負担している計算です。

2027年4月からスマートライフプランなど時間帯別料金の単価が見直される

中部電力ミライズは2026年10月20日、2027年4月1日からスマートライフプランなど時間帯別料金の電力量料金単価を見直すと発表しました。

基本料金は据え置きですが、昼間が安く、夜間が高くなる方向の改定です。オール電化住宅の電気代に大きく影響します。

見直しの対象プランと理由

見直しの対象は以下の料金メニューです。

  • スマートライフプラン/スマートライフプラン for スマート・エアーズ
  • Eライフプラン(3時間帯別電灯)/タイムプラン(時間帯別電灯)
  • 低圧深夜電力A・B/第2深夜電力/わくわくホット(沸増型電気温水器契約)
  • 防霜用プラン/タイムプラン(低圧季節別時間帯別電力)
  • 昼とくプラン

理由は、太陽光発電の普及で昼間に電気が余り、出力制御が起きているためです。

スマートライフプランは、もともと夜間の電力需要を増やす目的で「昼高・夜安」に設計されていました。今回の見直しで昼間の単価を下げ、夜間の単価を上げることで、電気の使用を昼間に移してもらう狙いがあります。

スマートライフプランの見直し前・後の単価比較

スマートライフプランの見直し前・後の単価(税込)

スマートライフプラン 区分 2027年3月31日まで 2027年4月1日から 単価差
基本料金 最初の10kVAまで(1契約) 3,106.24円 3,106.24円 据え置き
10kVAをこえる場合(1kVA) 447.92円 447.92円 据え置き
電力量料金単価 昼間時間(デイタイム) 38.86円 31.98円 ▲6.88円
軽負荷時間(@ホームタイム) 28.67円 28.82円 +0.15円
夜間時間(ナイトタイム) 16.58円 19.46円 +2.88円

スマートライフプラン for スマート・エアーズも同じ幅で見直され、昼間時間は35.80円→28.92円、軽負荷時間と夜間時間はスマートライフプランと同じ単価になります。

スマートライフプランの時間帯区分

昼間時間:平日の10時〜17時
軽負荷時間:平日の8時〜10時・17時〜22時、休日等の8時〜22時
夜間時間:上記以外(毎日22時〜翌8時)

※休日等は土日祝・1月2日・1月3日・4月30日・5月1日・5月2日・12月30日・12月31日。軽負荷時間は希望により1時間前後にずらせます。

単価差だけを見ると昼間の値下げ幅のほうが大きく見えますが、昼間時間は平日の7時間だけで、夜間時間は毎日10時間あります。夜間に多く電気を使う家庭ほど、値上がりになる点に注意しましょう。

昼とくプランの見直し前・後の単価比較

昼間の電気が安い昼とくプランは、デイタイムの単価がさらに0.50円下がります。

昼とくプランの見直し前・後の電力量料金単価(税込)

時間帯 2027年3月31日まで 2027年4月1日から 単価差
デイタイム(春・秋/全日) 16.48円 15.98円 ▲0.50円
リビングタイム(春・秋/全日) 27.81円 27.81円 据え置き
デイタイム(夏・冬/平日) 18.56円 18.06円 ▲0.50円
リビングタイム(夏・冬/平日) 28.58円 28.58円 据え置き
ホームタイム(夏・冬/休日) 25.55円 25.55円 据え置き
ナイトタイム(全日) 26.61円 26.61円 据え置き

※基本料金は10kVAまで3,106.24円で据え置き。デイタイムは10時〜17時、リビングタイムは8時〜10時・17時〜22時。夏季(7〜9月)・冬季(12〜2月)の休日等はホームタイムになります。

Eライフプラン・タイムプラン(時間帯別電灯)や深夜電力など、新規受付を終了している旧メニューも見直しの対象です。

その他の主な時間帯別メニューの見直し(税込・1kWhあたり)

メニュー・時間帯 2027年3月31日まで 2027年4月1日から 単価差
Eライフプラン 昼間時間 34.12円 30.12円 ▲4.00円
Eライフプラン 軽負荷時間 26.06円 27.26円 +1.20円
Eライフプラン 夜間時間 16.17円 19.26円 +3.09円
タイムプラン 昼間(90kWhをこえ230kWhまで) 27.72円 25.72円 ▲2.00円
タイムプラン 昼間(230kWhをこえる) 30.85円 28.85円 ▲2.00円
タイムプラン 夜間時間 16.17円 19.26円 +3.09円

スマートライフプランの影響額の目安

使い方の異なる3つの家庭(10kVA)で、2026年10月以前・2026年11月・2027年4月の月額(基本料金+電力量料金)を試算しました。

スマートライフプランの使い方別・月額の推移

家庭のタイプ(夜間/軽負荷/昼間) 2026年10月以前 2026年11月〜 2027年4月〜 2027年4月改定の影響(年間)
夜型の共働き世帯 600kWh(360/180/60) 15,263円 16,567円 17,218円 +約7,800円
標準的な世帯 450kWh(250/140/60) 12,302円 13,597円 13,925円 +約3,900円
平日昼も在宅の世帯 500kWh(225/150/125) 14,697円 15,995円 15,805円 ▲約2,300円

※燃料費調整額・再エネ賦課金は含みません。

夜間中心にエコキュートを沸き上げる一般的なオール電化世帯では、2026年10月以前と比べて年間2万円前後の負担増になります。

計算上、夜間の使用量が平日昼間の使用量の約2.4倍を超えると、2027年4月の改定は値上がりになります。カテエネの時間帯別使用量で確認しておきましょう。

エコキュートの沸き上げを昼に移すだけでは安くならない

改定後も昼間31.98円・夜間19.46円で、昼間のほうが1kWhあたり12.52円高い単価です。昼間へのシフトで得をするのは、太陽光発電の電気を自家消費できる家庭に限られます。

中部電力ミライズは、新単価での影響額を試算できるシミュレーションを2026年11月下旬〜12月に公開予定です。また、2026年11月1日からは昼間に沸き上げできるエコキュートへの買い替えで特典がもらえる「昼の電気でお湯づくり。エコキュート買替応援キャンペーン」も始まっています。

2027年に提供終了となるメニュー・特典

単価の見直しとあわせて、一部の料金メニューや特典の提供も終了します。

提供終了となるメニュー・特典

項目 内容
おとくプラン・とくとくプランのカテエネポイント付与 2027年3月分で終了し、4月以降は月153円割引に統一(実質的な負担は変わらない)
口座振替初回引き落とし割引 2027年5月分の電気料金が初回振替日に引き落とされた場合の割引をもって終了
低圧高利用契約 2027年3月31日で終了(ポイントプラン・おとくプランなどへ変更)
ピークシフト電灯契約 2027年3月31日で終了(スマートライフプランへ変更)
低圧蓄熱調整契約 2027年6月分の電気料金への適用をもって終了

対象の家庭には、2026年11月以降にダイレクトメールなどで順次案内が届きます。

託送料金の値上げはどの電力会社も同じ|中部電力ミライズのままプランを見直すのが現実的

「値上げしたなら別の電力会社に乗り換えよう」と考える方もいるかもしれませんが、11月の値上げは中部電力ミライズだけの問題ではありません。

託送料金は同じエリアならどの電力会社でも同額

託送料金は、各エリアの送配電会社(中部エリアは中部電力パワーグリッド)が定め、同じエリアであればどの小売電気事業者でも同じ単価で支払います。

そのため、2026年11月の託送料金の引き上げを受けて、東邦ガスをはじめ中部エリアで電気を販売する各社も料金の見直しを発表しています。

他社に乗り換えても託送料金の値上げ分は避けられないため、まずは中部電力ミライズのまま、自分に合ったプランと使い方に見直すのが現実的です。

中部電力ミライズで電気代の負担を抑える方法

中部電力ミライズで今すぐできる見直しは、主に3つです。

  1. 40A以上で従量電灯Bを契約中なら、おとくプランに切り替える
  2. カテエネに登録して割引・ポイント特典を受ける
  3. スマートライフプランなら時間帯別の使い方を見直す

おとくプランは、基本料金・電力量料金単価が従量電灯Bと同じで、カテエネ登録で毎月153円の割引(未登録は102円)が受けられます。40A以上の家庭なら、切り替えるだけで年間1,836円の負担を減らせます。

ただし、おとくプランは燃料費調整額の上限がないため、燃料価格が大きく高騰した場合は従量電灯Bより割高になる可能性がある点は押さえておきましょう。

スマートライフプランを契約中の方は、2027年4月の改定に向けて、カテエネで夜間・昼間の使用量を確認しておくことをおすすめします。

引越しや新生活で中部エリアの電気を新しく契約する方も、託送料金の値上げはどの会社でも共通です。中部エリアで長く電気を届けてきた中部電力ミライズで、プランを選んで申し込むのが安心です。

中部電力ミライズの申込みはかんたん

Webで申込み完結工事・立ち会い原則不要乗り換え時の解約連絡不要

中部電力ミライズの過去の値上げ情報

中部電力ミライズの直近の値上げを、新しい順に紹介します。

  1. 【2026年11月~】託送料金の期中調整による基本料金・電力量料金の値上げ(本記事前半で解説)
  2. 【2024年4月~】電気基本料金の値上げを実施
  3. 【2023年4月~】電気基本料金と電力量料金の値上げを実施
  4. 【2022年12月~】自由料金プランにおける燃料費調整額の上限撤廃を実施

2024年4月以前の値上げ内容を見ていきましょう。

【2024年4月~】電気基本料金の値上げを実施

2024年4月から、全国で発電側課金制度が導入されたことに伴う託送料金の見直しにより、価格改定を行いました。

この際に、基本料金は値上げし、電力量料金単価は値下げしています。

電力量料金単価は値下げしましたが、金額が小さく、基本的には値上げとなる利用者が大半です。

従量電灯B・ポイントプラン・おとくプランの値上げ前後の単価は以下のとおりです。タブを切り替えてご確認ください。

従量電灯Bの2024年4月改定(税込)

従量電灯B 区分 2024年3月31日まで 2024年4月1日から 単価差
基本料金 10A 297.00円 321.14円 +24.14円
15A 445.50円 481.71円 +36.21円
20A 594.00円 642.28円 +48.28円
30A 891.00円 963.42円 +72.42円
40A 1,188.00円 1,284.56円 +96.56円
50A 1,485.00円 1,605.70円 +120.70円
60A 1,782.00円 1,926.84円 +144.84円
電力量料金単価 最初の120kWhまで 21.33円 21.20円 ▲0.13円
120kWhをこえ300kWhまで 25.80円 25.67円 ▲0.13円
300kWhをこえる 28.75円 28.62円 ▲0.13円

基本料金は値上げ、電力量料金単価は値下げしていることがわかります。

例えば、おとくプランで50A/400kWh電気を使用する家庭だとすると、50Aで120.7円値上がりし、400kWhなので52円値下がりします。

つまり、基本料金と電力量料金単価の変更を合わせると、68.7円値上がりしたことになります。

【2023年4月~】電気基本料金と電力量料金の値上げを実施

2023年4月から全電力会社に影響がある、レベニューキャップ制度(託送料金制度)が導入されたことに伴い、基本料金と電力量料金単価両方の値上げを実施しました。

従量電灯B・ポイントプラン・おとくプランの値上げ前後の単価は以下のとおりです。タブを切り替えてご確認ください。

従量電灯Bの2023年4月改定(税込)

従量電灯B 区分 2023年3月31日まで 2023年4月1日から 単価差
基本料金 10A 286.00円 297.00円 +11.00円
15A 429.00円 445.50円 +16.50円
20A 572.00円 594.00円 +22.00円
30A 858.00円 891.00円 +33.00円
40A 1,144.00円 1,188.00円 +44.00円
50A 1,430.00円 1,485.00円 +55.00円
60A 1,716.00円 1,782.00円 +66.00円
電力量料金単価 最初の120kWhまで 21.04円 21.33円 +0.29円
120kWhをこえ300kWhまで 25.51円 25.80円 +0.29円
300kWhをこえる 28.46円 28.75円 +0.29円

例えば、おとくプランで50A/400kWh電気を使用する家庭だとすると、50Aで55円、400kWhで116円値上がりし、合計171円値上がりしたことになります。

【2022年12月~】自由料金プランにおける燃料費調整額の上限撤廃を実施

2022年12月に燃料費高騰を背景に、自由料金プランにおける燃料費調整額の上限撤廃を実施しました。

今回紹介している3つのプランであれば、ポイントプランとおとくプランで上限が撤廃されています。

従量電灯Bは燃料費調整額の上限は撤廃されていません。

中部電力ミライズ以外も比較したい人向けの電力会社

託送料金の値上げはどの電力会社でも共通ですが、ガスとのセット割やスマホとのセット割など、ライフスタイルによっては中部電力ミライズ以外のほうがお得になるケースもあります。

ここでは、中部エリアで比較候補になる3社を紹介します。

中部電力ミライズとあわせて比較したい電力会社

  • 東邦ガスの電気
  • auでんき
  • オクトパスエナジー

それぞれ見ていきましょう。

あわせて読みたい中部エリアでおすすめの電力会社›

東邦ガスの電気

東邦ガス公式サイト

東邦ガスの電気は、ガスでおなじみの会社で電気ガスまとめて利用できてお得になります。

電気ガスセットにすることで選択できるファミリープランは、電気単体のときの料金プランのシンプルプランⅠと比較すると、電力量料金は同じですが、基本料金が安くなります。

また、ガス暖房機器・ガス温水床暖房・家庭用燃料電池(エネファーム)のいずれかを使用している場合は、電気の基本料金が最大10%お得に。

電気料金・ガス料金それぞれに200円につき1ポイントのがすてきポイントが貯まる点も嬉しいポイントですね。

なお、東邦ガスも託送料金の引き上げを受けて、2026年11月使用分から電気料金を見直しています。

あわせて読みたい東邦ガスの電気の評判・口コミ›

auでんき

auでんき公式サイト

auでんきには、3つのお得な特徴があります。

  • Pontaポイントが最大1%の還元率で貯まる
  • ガスセット割で、ガス料金2%の還元率でPontaポイントが貯まる
  • UQ mobileスマホ割引で1台につき最大1,100円/月割引

auでんきを利用していると、電気料金が8,000円未満で0.5%、8,000円以上で1%のPontaポイントが貯まるポイント還元制度があります。

また、電気ガスセットで利用すると、ガス料金の2%分のPontaポイントがもらえます。

さらに大きいのが、UQ mobileとのスマホセット割引です。

スマホ1台につき最大1,100円/月の割引が受けられ、家族でUQ mobileを利用している場合は最大10台まで適用可能。

3人家族で全員UQ mobileを使用していれば、毎月3,300円の割引を受けられます。家族でUQ mobileを使っているなら、有力な選択肢です。

あわせて読みたいauでんきの評判・口コミ›

オクトパスエナジー

オクトパスエナジーは、他社と比べても安い電気料金を提供しながら、実質再エネ100%の電気を提供しています。

通常、実質再エネ100%の電気は通常の電気よりも割高になりがちなため、電気代を抑えつつ環境にも貢献したい方にとって魅力的な電力会社です。

当サイトからの申込みで電気料金最大8,000円分割引してくれる「サイト de オクトパス割」や、友達を1人紹介するごとに8,000円割引してくれる「お友達紹介割」もあります。

あわせて読みたいオクトパスエナジーの評判・口コミ›

中部電力ミライズの値上げについてよくある質問

中部電力ミライズの値上げについてよくある質問を5つまとめました。

  • 中部電力の電気料金は今後も値上げされる?
  • 託送料金の値上げは他社に乗り換えれば避けられる?
  • 中部電力のオール電化プランも値上げされる?
  • 中部電力のこれまでの値上げ推移は?
  • 2026年冬の電気代補助はある?

Q中部電力の電気料金は今後も値上げされる?

A

2026年11月1日に託送料金の引き上げを反映した値上げが実施され、2027年4月1日にはスマートライフプランなど時間帯別料金の単価見直しが予定されています。従量電灯B・ポイントプラン・おとくプランの追加の値上げは発表されていませんが、燃料費調整額の上昇や国の補助終了による実質的な値上がりには注意が必要です。詳しくは中部電力ミライズの電気代が高くなっているその他の原因で解説しています。

Q託送料金の値上げは他社に乗り換えれば避けられる?

A

避けられません。託送料金は同じエリアならどの電力会社でも同じ単価のため、中部エリアで電気を販売する各社も料金の見直しを行っています。乗り換えを考える前に、中部電力ミライズのままプランや使い方を見直すのが現実的です。

Q中部電力のオール電化プランも値上げされる?

A

値上げされます。スマートライフプランは2026年11月1日に10kVAまでの基本料金が1,838.44円から3,106.24円に上がりました。さらに2027年4月1日からは夜間単価が16.58円から19.46円に上がり、昼間単価は38.86円から31.98円に下がります。夜間中心に使うオール電化世帯では、2026年10月以前と比べて年間2万円前後の負担増になる試算です。

Q中部電力のこれまでの値上げ推移は?

A

従量電灯B(30A)の基本料金は、2023年3月までの858.00円から、2023年4月に891.00円、2024年4月に963.42円、2026年11月に1,343.76円と3回値上がりしています。電力量料金単価(120kWhをこえ300kWhまで)は25.51円→25.80円→25.67円→25.73円と小幅な動きで、値上げの中心は基本料金です。

Q2026年冬の電気代補助はある?

A

2026年10月〜12月使用分は補助がありません。2027年1月〜3月使用分については、2026年10月下旬時点で政府が補助を実施する方向で調整していると報じられていますが、正式な決定はまだです。実施される場合も、申請は不要で電気料金から自動で値引きされます。

まとめ

中部電力ミライズは、2026年11月1日に託送料金の引き上げを反映した値上げを実施しました。基本料金を中心に上がり、従量電灯B(30A・月260kWh)で月約395円、年間約4,700円の負担増です。

さらに2027年4月1日からは、スマートライフプランなど時間帯別料金の単価が見直され、夜間中心に電気を使うオール電化世帯ほど負担が増えます。

11月からは国の補助もなくなり、冬場の電気代は高くなりやすい状況です。

ただし、託送料金の値上げは中部エリアのどの電力会社でも共通です。中部電力ミライズのまま、契約アンペアや使い方に合ったプランへ見直して負担を抑えましょう。

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この記事を書いた人

長井 勇樹のアバター 長井 勇樹 小売電気アドバイザー

個人・法人向けに電力プランのコンサルティングを行う傍ら、電力小売りに関する複数のWEBメディアの記事監修を行う。各種プランに精通しており、シミュレーションシステムの構築・料金比較サイトの運営にも携わる。電力比較の専門家として各種メディアの取材歴多数。 直近取材協力⇒「電気代節約の専門家インタビュー」

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